みんなの思いを、背負ってつくる。

11月も半ばとなり、そろそろ先が見えて来た2013年。

さて、今年を彩るキーワードのひとつに、＜ご遷宮＞が

あったかと思います。そう、伊勢神宮と出雲大社の

遷宮行事ですね。地理的に奈良となじみ深いのは、

お伊勢の方ですが、かたや出雲の国も、このところは、

縁結びスポットとして、たいへん人気がある様子。

そこで、ズバリな書名にも惹かれて『出雲と大和』なる

新書をネットで購入し、読んでみることにしました。

しげしげと読み進み、ページを繰って行けば、桜井と

聞いて大神神社と響く、三輪さんと出雲の関わりが、

邪馬台国と出雲や、はたまた、神武東征と出雲などに

ついての推論と一緒に、面白くも解りやすく、書かれて

いるではありませんか。ひとしきり読み終えた上で

ちょっと飛躍した解釈をすると、＜出雲と大和＞とは

＜出雲と桜井＞にイコールと違うの？・・・とも感じて

しまいます。それというのも、あるんですよ、桜井に

出雲という地名が、カザマが所在する粟原（おおばら）

から、クルマで10分くらいのご近所で。

遠い昔、出雲から桜井に移り住んだ人たちの、名残を

伝える地名なのでしょうか。晩秋から冬を迎える

この時季の夜長、地元な古代ロマンに興味津々です。